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緑色の蜜柑のようなプルーン
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学校の教室にいて、何だかアート系な学校っぽかったけど

まあ、いつものパターンで・・
いつのまにか一人で外を歩いている。
奥さんと飛行機でどこかへ出掛ける前で、
ごちゃごちゃした街の中を
何かを探して歩いていた。

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駅の周辺で何度か地元のフルーツを売っているのを見て
あれがいいな、と思いつつ
そこでは買わずに探している。

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雑居ビルの中の薄暗いフロアにはカフェがあって
アヤシイ人たちが黙って座っている。
そこを通り過ぎると、やっぱり薄暗い雑貨屋が沢山あって
怪しげなモノを売っていた。
店番の女の子はどのお店でも美しくオシャレで
冷たい表情・・何にも関心が無く生きているといった風情。
だけどぼくは知っている、あの子たちは何かにとても不満があって
あんな無関心を装っているのだということを。

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街から外れて郊外へ出た。
家がぽつぽつと点在し、あとは畑やら草っ原が
のびのびと広がる。
かなり歩いた感じ。
あの道を曲がると地元の物産を売る店があるので、あそこで
プルーンか彼岸花を買おう。

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ところがその店へ着いたら、そこは食堂だった。
地元で採れたものを料理して出す店で、
中年の夫婦が静かに働いている。
販売してるのは別の店舗だと分かったので、
またそこへ向けて歩き出す。

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途中に木造2階建てのカフェがあった。
ログハウスっぽいが、もう少し硬い丈夫な木、針葉樹でつくられていて
入口付近は鬱蒼と木が茂っている。
大きなガラス張りで店内が見え、
向こう側もガラス張りらしく
店内のテーブルや椅子の奥に沈みかけの夕陽が見えた。

いい店だな。
自宅の近くにこんな店があるなんて。
こんど奥さんを連れてこよう。

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さて、目的の店へ着いて見れば
既に営業を終えようとしていて
棚には何も無い。
店番のおばあちゃんがすまなそうにぼくを見ている。

プルーン・・

プルーン・・

そう呟いていたら、
棚の隅に小さな箱詰めのプルーンを見つけた。
何か高そうだな・・

緑色の蜜柑のようなその果実をひとつ手に取ってみた。
そして鼻先へ近づけて匂いを嗅ごうとしたのだけど
何も匂わない。

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もう行かなくちゃ・・

いつものことだけれども、
時間がギリギリなのだ。
飛行機に乗らなくてはならない。
どこかで奥さんが待っている。

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自分の中にある全ての記憶が
すっかり溶け合わさって、
ひとつのスープのようになっている。

その中から、また自由に記憶を組み立てる。

夢とは、そんなもののような気がした。

もしかしたら未来の記憶も
そこに一緒になっているのかも知れない。

ひとつ気づいたことがある。

夢の中で、ぼくはよく何かを探しているのだけど
いつもそれは自分の為じゃなく
誰かの為に探している。

誰かを喜ばせたくて探している。



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